#番外編 「最後の講義 『落語家 桂文枝』」(NHK)を先程見てですね、

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…………初めまして。

といって良いぐらい間が空きました。約3か月ですか。ブログ運営はとても難しいですね。毎日何かしらのネタを見つけ、ブログ更新をされている方って本当にすごいなぁ、と感じました。

 

と、前説はこのぐらいにして、久しぶりの記事ですが、番外編でございます。

普通は10本ぐらい出してから、番外編って作るのがセオリーだと思うんですが、あえて今回は出します。

 

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今回取り上げるのは、タイトルにあるように、「最後の講義 『落語家 桂文枝』」(NHK)です。

 

www.nhk.jp

先ほどたまたまテレビをつけていたら、流れていた番組です。

いろいろ思うところがあったので、どうにかして見える形で残しておきたい、と思い書き始めました。

あまり丁寧な文章では無いと思いますが、何卒ご了承いただきたい_(._.)_

 

 

放送内容を簡単にまとめると、皆さんご存じ、落語家の桂文枝師匠が、東邦大学にて医学生・研修医・若手の専攻医(だと思います、多分)十数名へ向けて、自分の「笑い」に対する姿勢や考え方、医師という職業に対する考えなどについて、講義をされた様子を約49分にまとめて放送していました。

 

あまり放送内容について細かく言及するのは良くない気がするので、自分が「はぇ~、そうかぁ」と感じた点のみ書きます。

 

まず、笑いの基本は「事実、誇張、飛躍」であるということ。

これ、もしかしたら結構いろんな所でいわれてるかもしれないんですが、この言葉の前に、文枝師匠の耳鼻咽喉科でのエピソードがあって、その後

 「嘘が混じってるんですが、どこまでがホンマかわかります?」(大まか再現)

という質問をされました。なんだか納得したというか、なるほどと思いました。

それと同時に、落語における「笑い」というのは、「事実」が根底にないといけないんだな、と知りました。

 

お笑いのイメージって、突拍子もないことをするとかのイメージが強くて、複雑でつかみ所の無いイメージがあったんですが、あくまで「事実」に基づいているというのは勉強になりました。

とはいえ、「誇張」や「飛躍」については、なんじゃらほい??なんで、お笑いの理解はほとんど無いといえるのでしょうが。

 

しかし、笑いについて、少しでも理解する必要があると感じたのは、その後のお話でした。

 

色々端折ると、「笑い≒ユーモアは人間の行動、感情を理解すること、知識を身に着けることであり、それは優しさになる。」ではないかということでした。

 

桂文枝師匠の創作落語の中に、「宿題」というものがあるそうです。

子供が算数の文章問題を解いており、親父が「どれどれ」と見に来ました。その問題とは、

「兄弟そろって駅に向かって歩き始めました。21分後、弟は兄より105m遅れていたので、これはいけないと思って、1分間で20m早く歩きだしたところ、(中略)家から駅まで何mでしょうか?」

 

 

親父「…知るか。」

 

その後、親父は「弟が遅れてるんやったらお兄ちゃん待つやろ。」「駅まで何mか考えていく人おるか?」など垂れていましたが、

考えてみれば、親父のツッコミって正論だよなぁ、と思ってしまいました。

 

その他、診察を受ける老夫婦のお話もありました。

 

医師「食欲はありますか?」

これ、よく聞かれると思うんですが、今まで聞いた中でこの答えが一番おもろかったです。

 

 

夫「おかずによります。」

 

自分たちが普段行っている、本や講義を通して行われる勉強って、どこか無機的で、「生物学的な人間」に対しての知識を入れる一方、「人格を含めた人」としての知識・考え方ってあまり充分ではないのではないか、と感じました。

その辺の知識というのは、幅広い分野に対して興味を持ち、知識を取り入れること、そして、いろいろな人たちと触れ合い、考え方や人生経験を知ることが必要なんだろうな、と考えました。

文章にすると、すごく当たり前のことを言っているように感じますが、現在の自分の価値基準って、かなり数字にこだわってるところが大きいと思うんです。

テストで何点取ったとか、何分で何ページ進んだとか。

そういうところも大事だし、最もその人の能力を測定しやすい軸ではあると思うんですが、

そうすると、特に自分は「それはそういうものなんだ。理屈は点数につながらないし別に覚えなくていい」みたいな感覚の情報が多くなってきてしまう気がします。

算数の文章題だって、別に「知るか」なんて考えたことはないです。「算数の文章題はそういうものだ。答えは…」みたいに考えてしまい、そもそも現実的に考えておかしくない??ということに気づきませんでした。

 

高校、大学まではまだいいと思いますが、社会に出て、「人」に対する仕事をするようになった時、「おかずによります。」なんて、言われるまで全く考えてもいませんでした。

それって、人の気持ちを理解できると言えるのでしょうか。

完全に他人の心を理解するのは無理かもしれないけれど、「人に寄り添う」ためには、そこを察することが必要なのではないか。そう考えました。

 

ではどうすればいいのか。番組内の言葉を用いて考えるなら「人間観察」と「いろいろなことに興味を持つこと」ではないかと思います。

色々なことに興味を持つのは、いろいろなことを不思議に思わないとできません。あるいは、対象へ「楽しそう!」など、ポジティブな感情を抱くことで、興味がわいてくるものだと考えています。

自分は哲学や心理学について不勉強なのでその程度しか思いつきませんが、前者は事前知識が必要だったり、性格だったりによると思いますが、後者については比較的容易に興味を持てる可能性があります。

   未知の分野だ…→お?何それ?楽しそうじゃん??

の思考を反射的に行えるように、一旦頑張ってみようと思います。

対人関係については、時間がかかりそうですが、同じような思考ができるように、頑張りたいです(最後の最後で意思が弱い…(´;ω;`))

 

 

話は変わりまして、こんなお話もありました。

 

落語家の林家三平師匠が、終末期で意識混濁となった時、医師に「大丈夫ですか!?お名前は!」と聞かれたとき、「加山雄三です。」と返答したそうです。(桂文枝師匠談)

 

一流の仕事人って本当にすごい。

自分には計り知れない、仕事に対する情熱や愛情、信念などがあるのでしょう。

自分もそんな人間になってみたいです。

これは、あくまで願望です。

 

とここまで長々と書いてきましたが、とても考えるところの多い番組でした。

アーカイブも見ることができたら、時間を見つけて視聴しようと思います。良い番組を見つけることができて、とても良かったです。

 

それでは今回はこの辺で。

 

 

ちなみに!!!次回からはきちんと本の感想を書きます!!

今第2次読書マイブーム来てるので、更新日時未定ですが、必ず書きます!!!

嘘じゃないです!書きm

 

 

あ、それと。やっぱり本試験落ちて追試験で受かりました。

その間も、初めてVtuberにハマったり、それで大学人生初めてちゃんと机に向かって勉強したりと、思い返せば結構充実してました。

たまには落ちてみるもんです。試験にも。

※本ブログは留年を勧めておりません。やるなら自己責任で。

 

それでは

See you again!!!